そろそろ自動車の車検が近づいてきました。今の車は10年乗っていて走行距離も相当な距離になってしまったのでそろそろ買い替えを考えています。できれば次の車検前には買い換えをしたいです。だけど銀行系カードローンで50万円の借入れがあります。カーローンは以前利用していた信金のカーローンを考えているのですが、カードローンがあってもカーローンは組めますか?

ちなみに、前回のカーローンの申し込み時にはカードローンの履歴は無かったので前回とは状況が変わっています。勤務先も変わっていて今は勤続1年で年収も240万円です。カードローンの返済は月々1万円となっています。カーローンの借入れ希望額は100万円です。借りれますか?

カーローンの申し込みはカードローン返済後が通りやすい

目的別ローンの一つにカーローンがありますね。カーローンの審査は金利が低い分、厳しいものとなっています。そのためカードローンなどの借入れがあると審査には通りにくくなってしまいます。

まして、カーローンとカードローンの二重の借入れとなると返済の負担も重くなり精神的にも辛いものになってしまいますよ。それを避けるためにも、まずはカードローンの返済を終わらせてからカーローンに申し込んだ方が審査に通りやすくなりますし、返済の負担も軽く済みますよ。

自動車は住んでいる地域によっては無くてはならない物だという地域もあることでしょう。しかし、そのために日々の生活が苦しくなってしまっては元も子もありません。ムリなく返済するにはやはりカードローンの借入れが終わってから自動車の購入を考えた方が良いでしょう。

例えばカーローン100万円を返済期間7年、金利4.975%で借り入れしたとしたら月々の返済は約15000円となります。というコトは、カードローンと合わせて月25000円程度の返済はできる予定なのですよね?それならカードローンの返済を月々25000円にして少しでも返済期間を短くすると早く完済することが出来ますよ。そうなるとカーローンを組める日も早くなりますね。

【参考ページはこちら】
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車の購入カーローンとカードローンのメリット、デメリット

借り入れをする際には、住宅ローンのように不動産を担保にしたものと、無担保のものがあります。(こちらもご参考に→住宅ローンの借り換えにカードローン残高は影響する?

カーローンの場合、ディーラーで組んだローンだと支払いが終わるまで所有者名義はディーラーや、車メーカー資本の金融会社で、自分の名前は運転者になっています。この場合、所有者の許可なく下取りや売却はできないので、実質的には担保に入っているのと同じです。そのため、ディーラー系カーローンでは、車を手放す際には残債を一括清算して、所有権を自分に移す必要があります。

同じカーローンでも銀行などの場合は、購入時には見積書や、実際に車の購入代金として使われたかの確認がありますが、車の名義自体は自分自身の名義なので、その後、ローン返済中の売却は契約上違反になりますが、手続き上は可能です。

この違いは、ディーラー系は車のローンなのに対して、銀行では車の購入代金というお金を借りていることで、微妙な違いになっています。

ところで、借り入れをする際には、ローンの金利や借入可能額などの条件は、借り手の返済能力と、その対極にある貸し手の回収リスクで決まります。

回収リスクが低いほど、リターンにあたる金利も低くなり、担保があればよりリスクは低くなりますが、同じ無担保同士の場合、資金使途が明確な方が、資金使途が自由な場合よりリスクが高いとみなし、金利が高くなります。カードローンは、無担保で資金使途が自由なのが魅力ですが、その分金利は高めになっています。

一方カーローンは、資金使途が制限されていて、購入資金を借りた後は返済をしていくだけで、返済して減った分をまた借りることはできません。

車の購入代金のうち、借入れをしたい金額が比較的低額なら、カードローンで資金使途が自由なお金を借りるのも便利ですが、金額が大きい場合ほど、カーローンにすれば金利が低くなる場合があってコスト面でお得です。

自動車購入の予算や、金利差を見て、どちらを利用するか決めましょう。