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カードローンを借り換えるときの注意点を教えて下さい

現在、2社で70万円の借り入れをしています。金利がどちらも17%を超えているので、是非銀行のカードローンに借り換えをして、14~12%くらいまで金利を下げたいと思っているのですが、借り換えるときの申込みから成約後の返済の仕方まで、注意点があったら教えて下さい。

基本、カードローンは借り換えのローンでないことに注意です

金利の低いカードローンへの借り換えは、現在借り入れをされている方にとっての重要なテーマですね。0.1%でも金利が低ければ、同条件で返済する限り絶対にお得なんですから、借り換えたいと思うのはごく自然の発想だと思いますし、それに向けた対策を考えることもいいことです。

注意点は、借り換え先への申し込み段階からすでに存在しています。カードローンからカードローンへの乗り換えの場合、借り換え先の審査は「今ある2社の借り入れに自社の限度額も上乗せしていいものか?」が問われることになります。

中には「「借り換えの場合はその旨を必ず意思表示してください」としている銀行のカードローンもありますが、基本的にはカードローンの利用目的は自由なんです。なので、目的を「借り換え」と書いても実際に他社債務の解約を条件に、という事はなく、悪く言えば借り換えせずに3社目のカードローンとして他の事に使ってしまうこともできるんです。

借り換えローン・おまとめローン」といったローンは、その名が示す通り、「他社債務を借り換えやおまとめすることでなくすること」を目的としています。そのため、融資後には他の債務を完済し、契約も解約したことを証明する書類の提出が条件になりますから、確実に他社債務からの借り換えを実行することができるわけです。

カードローンにこの条件はついていないため、審査も「この債務を借り換えるなら…」ではなく、「この債務に上乗せしちゃったら…」になってしまうわけですね。

また、無事に審査に通過して低金利のカードローンに借り換えることができた場合、速やかに他社の残債は完済してしまい、ローン契約を解約してしまうことをお勧めします。全員ではありませんが、人間というのは、とかく誘惑に弱いものです。「カードローンがあるから…」とまた借り入れをしてしまうようでは、せっかくの借り換えが意味をなくしてしまいかねません。

返済についても気をつけるべき点があります。それは、月の返済額が減らせたとしても決して前より極端に返済額を減らさないということ。いくら金利が下がっても、返済額まで下げてしまっては最終的に支払う総額は同じかより高額なものになってしまうかもしれません。理想は今までと同じかそれよりも多い金額で返済を続けることです。

それによって元本の減りも早くなり、毎月支払う利息も少額になるのが早くなります。家計がキツイから…という理由はよく解りますが、ここで自分を甘やかさずに、低金利になった今こそ、ちゃんとした返済計画を立てて、お得な支払いをすることを考えるようにしてくださいね。

カードローンを借り換えることのメリットについて

日本では、子供のころに金融について実践的な知識を学べる機会があまりありません。社会人になって、初めて自分名義の銀行口座を持つ人もいるのではないでしょうか。また、仮に子供のころから預金をする環境が整っていたとしても、それは、お金を預けると言う目的だけに使用され、金利のことなどは意識していないと思われます。それと言うのも、銀行等の預金金利は、日本のバブル崩壊以降、下落し続け、今では殆どゼロに近い数字になっていますので、預金でお金が増えるという意識が少なくなってきているからです。

一方、お金を借りる環境は、日々進化を続けてきました。今では、キャッシング用のカードがあれば、ATMを利用して必要な時にお金を引き出すことが出来ます。人は便利なものに順応しやすいので、カードローンは飛躍的に普及しています。ですが、もし、複数のローン会社からカードローンでキャッシングをしている方がおられたら、借り換えることをおすすめします。それと言うのも、カードローンには、ご利用上限金額と設定金利がセットになっているという特徴があるからです。

例えば、ご利用極度額10万円~500万円、利率年6.5%~14.5%のローン商品があるとします。この場合、10万円の上限金額で契約をした方は14.5%の金利が適用され、500万円の契約をした方は6.5%の金利が適用されます。小口資金を利用する方が金利が高く設定されているのです。このことは、金融機関が利益を目的とする株式会社である以上当然の仕組みであると言えるでしょう。

ですので、複数のローン会社から小口融資を借りている方は、一つの金融機関のカードローンに借り換えることで、適用される金利が低くなる可能性が大変大きいと言えます。また、返済日が1日に集約できることも、返済金を管理する上でメリットとなります。

世の中には、数えきれない程の金融商品が溢れています。そのメリットを享受出来るか出来ないかは、商品に対する理解と行動力が必要です。情報にアンテナを張り、不利益を被らないような賢い利用を心がけましょう。

【参考ページはこちら】
カードローンを借り換える時の裏技ってある?

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