22歳の公務員浪人です。国家公務員か地元の県庁職員を目指して2ヶ所のバイトを掛け持ちしながら生活しています。大学新卒での採用にはなりませんでしたが、一浪した今年こそ合格し、採用されたいと思っています。ただ、勉強ばかりではなく、社会人になった学生時代の友人達との交流も欠かしたくないので、バイト代にプラスαのカードローンを作りたいと考えています。

それでお尋ねしたいのですが、カードローンの申し込みの際、2ヶ所のアルバイト収入を合算して年収申告することは可能でしょうか。2ヶ所合わせて月に12~15万位は手取りがありますが、1ヶ所だけだと5~7万程度になってしまうので審査も厳しくなるのではと不安があります。

れっきとした収入ですから、堂々と合算して構いませんよ

ご自分で分析されている通り、月5万、年収換算で60万前後となれば、審査は相当厳しくなります。でも、大丈夫です。2ヶ所であろうと3ヶ所であろうと、ご自分がお勤めになって稼いだ収入ですから、自信を持って合計金額を申告していいですよ。ほとんどのカードローン申込みでは、勤務先の記入が1ヶ所分しかありませんので、在籍確認などで都合のいい勤務先を記入しましょう。
(⇒在籍確認なしのカードローンってある?

また、勤続年数がどちらも最低半年は欲しいところですが、その点はクリアできているでしょうか。短期バイトを転々としていると思われるよりは、2ヶ所とも長期安定した勤務をしていると思われた方が審査での心象もUPするのはお解りいただけるでしょう。

ネットなどで仮審査申込みをした場合、入力は1ヶ所しかできないので、電話などで事前に複数勤務の合算であることを伝えた方がいいでしょう。仮審査の後でそのことを伝えるというのは「申告が遅い」と思われて審査のやり直しになる可能性がありますから、正確な情報を伝える上でもこちらから申し出るようにしたいところです。

カードローン審査では年収は本業と副業を合算して申告して良いか

カードローンの審査には年収を申告する必要があります。

収入となる職業が一つだけならばその収入の金額を記入すればよいですが、副業などで収入源が複数ある場合はどの金額を書けば良いか迷ってしまいますよね。

収入額が大きいほうが審査では有利になりますので、収入源を絞って申告する必要はありません。カードローンの審査で申告する年収には副業を含めた金額を書きましょう。
(⇒カードローンの年収の関係性について

複数のアルバイト先がある場合は、各勤務先での収入を合算します。本業の他に副業でアルバイトを行ってるという場合でも合算します。安定した収入を得ていることに変わりはありませんので、記載が虚偽申告となることはありません。

年収が多ければ返済してくれる能力が高いとみなされるので審査に通りやすくなるだけでなく、最大融資額も変わってきますので虚偽申告でない限り合算しない理由がないのです。

ただし、複数の収入源とあっても、それは安定して賃金が払われる場合に限ります。つまり、業務委託などの在宅ワークといった不安定な収入については記入を避けるべきです。

もちろん、在宅ワークの場合でも毎月一定の収入が得られるケースであれば問題はありません。

仕事を委託する会社の都合によって収入にバラつきがある場合は審査時における収入の証明が難しいだけでなく、もしカードローンが可能となった場合でも仕事がない時期の返済の見込みが立たなくなる事態も起こり得ますので、合算して融資額を増やすなどの行為は望ましくありません。

カードローン会社によっては、審査時に収入証明書の提示をしなければいけない場合があります。

そうなった場合は両方の収入証明書を提出しなければいけません。一方の会社だけでは年収の総額が申告と一致しませんので、虚偽申告扱いされ、審査に落ちてしまいます。

また、複数提出する場合は事前にカードローン会社に収入源が複数あり、合算して申告している旨を伝えておくとスムーズに審査が行われますので、連絡して損はありません。

【参考ページはこちら】
年収から見るカードローンの審査基準とは