25歳の派遣社員、男です。学生の頃から体力勝負で、パソコンに向かうことがほとんどありませんでした。最近ようやくExcelを覚え始めましたが、何か実用的に使うことはできないだろうかと考えたとき、カードローンの返済計画表なんて作れないかな?と思いついたんです。セルとは何か?とか簡単な計算(足し算とか割り算とか)入力は出来るので、初心者にもできるカードローンの利息計算表の作り方を教えてもらえませんか?

簡単な関数が使えて、利息の計算式をご存知なら難しくありません

表計算ソフトとしてのExcelは使いこなせると本当に便利で、ローン計算も簡単に作ることができます。

まず、カードローンの利息計算式はご存知ですか?これを知らないと利息計算はできません。基礎となる知識から確認してみましょう。(利息)=(元本)×(金利)×(返済間隔日数)×(365または366)という計算式はバッチリでしょうか?バッチリだと仮定して、次はExcelに各項目を入力していきます。

では、1行目に項目名を入れましょう。【A1】に「回数」、【B1】に「元本」、【C1】に「金利」、【D1】に「返済間隔日数」、【E1】に「返済金額」、【F1】に「利息」、【G1】に「元本充当額」、【H1】に「元本残高」と入力します。文字入力をするだけですからクリアできますね?次はいよいよ計算式の入力です。

【A2】に「1」、【F2】に「=B2*C$2*D$2/365」と入力してください。また、【G2】に「=E2-F2」と入力、【H2】に「=B2-G2」と入力を。これで、【F2】で利息計算、【G2】で今回の返済での元本分計算、【H2】で今回返済後の元本残高が計算されます。実際に元本を【B2】、金利を【C2】、返済間隔日数(30日とか35日とか)を【D2】、毎月の返済金額を【E2】に入力してみてください。その月の返済での利息と元本充当額、その後の元本残高が表示されたと思います。

さて、ここで【F2】に小数が発生したかもしれないですね。つまり、円未満の金額が計算結果で出てしまったわけです。これを解決するために、小数点以下を切り捨てる関数を付け足します。【F2】の計算式を、「=ROUNDDOWN(B2*C$2*D$2/365,0)」と入力しましょう。先に入力した計算式の前に「ROUNDDOWN(」を、式の後ろに「,0)」を付け足すだけでOKです。これで小数点を切り捨て、円単位での利息が計算されたでしょう。

ラス前の作業は2回目以降の計算です。【A3】に「=A2+1」、【B3】に「=H2」、【E3】に「=E2」と入力してください。そして、【F3】、【G3】、【H3】にはそれぞれの2行目をコピーして貼り付けてください。これで2回目の計算も出来上がりです。3回目以降は「3行目をコピーして50から100行目くらいまで貼り付けるだけでOK。

最後の仕上げは「完済したときにいくら支払うことになるのか?」の計算です。ずっと計算していくと、いつか元本額【B列】が返済金額【E列】を下回って、マイナス(返しすぎの状態)になります。その時は、返済金額を「元本+利息」の金額にすることで無事に完済させることができます。最終支払額は、その次の行の【E列】に「=SUM(E2:E★)」と計算式を入れるだけ。★は最終払いの行になります。これで、「何回払いで総額いくら支払うことになるか」がわかります。

ちょっと手間がかかったように思えますが、使ったのは四則演算と関数2つだけ。難しそうでも簡単に計算できちゃうんですよ。

【参考ページはこちら】
銀行カードローンの利息はどこも同じ計算?

計算式にあてはめてカードローンの利息計算はばっちりに

カードローンとは、銀行などの金融機関が行う貸付の一つです。カードを発行することに特徴があり、予め契約した貸出枠の範囲でカードを通じてお金を借り入れる事が出来ます。

貸出枠が残っている限りいつでも借り入れができ、使い道に制限がないことがメリットであり広く使われているローンとなっています。

さて、カードローンを利用する際に重視するポイントを訪ねると多くの人が金利と答えます。カードローン会社によって金利がまちまちですので当然のことです。

金利を重視するのですからカードローンの利息計算もばっちりと思われますが、意外と出来ない人が多くいます。面倒な計算という固定観念もあり、利息を気にしながらも利息計算までは利息の計算書をさらっと流し見る人が多いようです。

そもそもカードローンは元金と利息の合計を返済していくものですから、せっかく金利を重視して選んだカードローンでどのぐらい利息を払っているかわからないというのは本末転倒な話で、把握することは大事なことです。

さて、具体的なカードローンの利息計算にうつります。

まず、元金とは実際に借りたローンの金額のことで、利息とはその元金に対して一定の利率をかけて出てくる手数料のことです。この一定の利率が金利と呼ばれるのです。利息は借りた日数分発生しますので、さらに借りた日数も必要となってきます。

以上、元金の金額と金利、そして借入日数が分かれば、そのカードローンでどのぐらい利息を払ったことになるかが計算できます。

その計算式ですが、利息=元金×金利×借入期間、となります。具体的な例をしめすと、元金10万円、年利15.0%のカードローンを60日間で完済したとします。この場合にかかる利息を計算してみましょう。 利息=10万円×15.0%÷365日×60日となります。計算してみるとこの例の利息は、2,465円となります。

いかがでしょうか。簡単に利息計算をすることができます。せっかく利息を重視して選んだカードローンですので、利息計算もばっちりにしたいものです。