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「無利子」のカードローンとは、どんな仕組みなのでしょうか?

よくカードローンの宣伝で、「初めての人は無利子」とか「何日間で返せば無利子」とかやっていますよね。初めての人の場合は初回お試しサービスみたいな感じでわかるのですが、「何日間で返せば無利子」のサービスを何回もやっていたら、その会社がつぶれてしまわないのか疑問に思います。どんな仕組になっているのですか?

無利子のカードローンには理由がある!上手な利用を考えよう

確かにそのような宣伝を見かけます。質問にもあるように、初めての人向けの無利子のサービスは「初回お試しサービス」の意味合いがあると思います。「利子を安くします」より「利子をゼロにします」の方がインパクト大なので宣伝効果も大きくなります。

消費者金融やカードローンは「なんとなく近寄りがたい」というイメージを持つ人もいるので、利子をゼロにすることで利用しやすくして、雰囲気やシステムを知ってもらうこともできます。また、借り入れの時にカードを作ると、その後も継続して利用してもらえるという期待も含まれています。無利子にした時は業者側に儲けはありませんが、その後リピーターになってもらえれば、ありがたいことなのです。

では、質問にあった、「誰でも無利子になるサービス」をして困らないのでしょうか?このサービスのポイントは「何日間で返せば」というように短い期間に限定している点です。「ずっと無利子になる」「借りたお金を返さなくていい」サービスではないのです。そんな事をしたら、経営が立ち行かなくなり本当につぶれてしまいます。一部の人に「何日間で返せば無利子」のサービスをしても、それ以外の人が通常の借り入れをして利子を払ってくれれば、経営は成り立つのです。

また、このサービスを利用したということは「この人は決まった期間で返済した」という記録にもなります。期日に返済をすることは信用につながります。業者に信用された利用者になるのはとても大事で、利率や貸付限度額に影響を与えることも考えられます。これは、借りる側も覚えておくといいですね。

参考までに利子の額を計算してみましょう。たとえば10万円を実質年率15%で借りるとします。1年間借りる場合は、10万円×15%=1万5千円です。1年以内に返す場合、利子は日割りにします。仮に1週間借りたとしたら、1万5千円÷365日×7日=端数を切り捨てて287円です。この金額のとらえ方は人それぞれだと思いますが、サービス料であり、宣伝費用でもあるわけです。

「初めての人は無利子」や「何日間で返せば無利子」のサービスは、業者側からしたら、努力をして作り上げたものですが、借りる側からしたら、とてもありがたいサービスです。(こちらもご参考に→利息が馬鹿にならない!カードローン対策は?

「出費が重なって、今回だけ借りたい」「あと○日でお金が入るのに、その前に必要」等という時には、このサービスを上手に利用しましょう。その際、無利子になる期間や返済方法、万が一、返済期間を過ぎてしまった場合の利子の計算方法等も確認しておきましょう。

【参考ページはこちら】
無利息カードローンは期間中どれだけ借りてもいい?

無利子でカードローンを利用できるサービス

消費者金融や銀行、クレジットカード会社が提供している個人向けカードローンは、運転免許証等の身分証明書だけで申し込む事が出来る条件設定をしています。担保や保証人は不要であり、申し込む前に準備に時間をかける必要はありません。20歳以上で安定した収入を持つ人を対象としているので、アルバイトや派遣社員等も利用する事が可能です。
(⇒色々な職業の方におすすめのカードローン情報

審査は信用情報機関への照会という内容であり、短時間で結果が判明します。申し込み当日からの利用も可能なので、急いでお金が必要となったケースでの利用にも対応できます。簡単な準備だけでお金をすぐに借りる事が出来るという点が個人向けカードローンの魅力であり、利用する人の多さへとつながっています。

ただし、担保や保証人を必要とする商品と比較すると金利が高いという点はデメリットであり、長い期間利用すると返済額は大きくなってしまいます。必要な場合に限定する短期利用に向いている内容です。利用期間が短ければ、金利が高くても返済額はそれほど大きくならないからです。業者の側でも短期利用をさらに効果的にできるサービスを用意しています。

多くの業者が実施している無利息期間とは、期間内に使用した金額を返済した場合は利息が発生しないという内容のサービスです。つまり、期間内は無利子で利用できるという事になります。金利が高いというカードローンのデメリットを解消できる内容であり、短期利用の効果をさらに大きくします。

無利息期間は期間中に使用した金額が無利子となるという内容ではなく、期間中に返済しなければなりません。無利息期間が終了してから返済した金額については、通常の金利が加算されます。また、全てのカードローンに付加されているサービスではないので、申し込む前に確認する事が求められます。

様々な業者がカードローンを用意しており、商品内容は多様化しています。適当な商品を選択するためには、事前の比較検討が必要となります。

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