カードローンって最初に審査がありますよね？あの審査、会社によって厳しかったり、ゆるかったりすると聞きました。でも、審査がゆるい所に人気が集中するわけではないですよね？わざわざ審査が厳しい所に申し込む人がいるのはなぜですか？審査がゆるいとなにかデメリットがあるんですか？教えて下さい。
ご質問にあるように、カードローンを扱う業者には、審査の厳しい所とゆるい所があります。その違いを見ていく前に、カードローンのしくみを確認しておきましょう。
カードローンとは、担保をとらずにその人を信用してお金を貸すことです。貸したお金に金利を上乗せして返してもらい、その金利が儲けになります。10万円を貸したとして、1年後に同じ10万円だけ返してもらったのでは、営業が成り立ちません。事務所の家賃や人件費の分が赤字になってしまうからです。そのために、貸金業者は金利を上乗せするのです。
金利は1年間借りた場合の「年利」で表現することが多いです。例えば年利10％で10万円を借りて1年後に返したら、10万円の10％＝1万円をプラスして、11万円を返すことになります。この金利は自由に決めていいわけではなく「一番高くてもここまで」と法律で上限が決められています。各会社はその中で、自分の所が営業できる数字を割り出して金利を設定しています。
ところで、銀行や消費者金融・信販会社など、お金を貸す業者が一番困るのはどんなことでしょう？それは、貸したお金が返ってこないことです。それを避けるために審査を行うのです。審査は、年齢や年収、他社からの借り入れなどから総合的に判断します。
すごく年収が高く、安定した職業の人だけを選んでいたら、返ってこない可能性は低くなります。年収が少なく、不安定な雇用状態の人、既に他社から借入のある人に貸すと、返ってこない可能性は高くなります。様々な人に貸すには対策が必要です。その為に金利を高めに設定しておき、営業が成り立たない危険を避けようとします。つまり、審査が厳しめの業者は金利が低め、審査がゆるめの業者は金利が高めに設定されているわけです。
お金を借りる側からしたら、金利は低い方がいいので、自分が借りられる範囲でなるべく審査の厳しい＝金利の低いカードローンを探します。質問にあった、審査のゆるい所に人気が集中しないのは、金利との兼ね合いがあるからということです。
もう1つ、気をつけたいことがあります。「無条件で貸します」「誰にでも貸します」等と言う業者です。このような業者は、うまい文句で客を集め法外な金利を要求する等の危険があります。このような所では借りないでください。
カードローンのしくみがわかると、カードローンの選び方が変わってくると思います。一般的な傾向として、銀行や信販会社は審査が厳しめ、消費者金融はゆるめと言われています。また、日本の企業より外資系の方がゆるめと言われています。もし判断に困ったら各業者のホームページ等で仮審査を受けてみるのもおすすめです。匿名で審査可否の目安がわかり便利です。
【参考ページはこちら】
審査が甘いって言われてるカードローン審査に落ちたら？
ぶっつけ本番で申し込みしても通りません。物事にはある程度のルールがあります。もちろん銀行や消費者金融のカードローン、キャッシングにもそのルールや基本知識があります。審査が不安な方や何度も落とされる方はルールや知識を増やした上で申し込みしましょう。
カードローンといえば、銀行に申し込む方がほとんどでしょう。この銀行ですが審査は厳しいです。消費者金融のキャッシングの審査は、銀行よりゆるいです。そしてカードローンとキャッシングの利用方法はほぼ同じであり、利便性が大きく損なわれる事はありません。銀行は厳しく、消費者金融は甘いと理解しましょう。
銀行や消費者金融の審査では、勤め先の規模、収入、家族構成や利用履歴が調査されます。勤め先や収入を急に向上させる事は、ほぼ無理です。借入のために転職するとか現実的ではありません。ですが利用履歴であれば、自分で改善可能なはずです。
利用履歴とは、過去・現在のローンの借入・返済履歴です。現在、滞納がある方は、個人信用情報機関にそのデータが登録されている事をご存知でしょうか。申し込み先では、そのデータが参照される事になります。銀行であれば銀行の担当者が参照します。申し込み前には借入数や借入総額、滞納を改善しましょう。
このような基本的な知識を身につけた上で、申し込み先を選定しましょう。どうしても銀行のカードローンが良い場合、審査のゆるい申し込み先を探す必要があります。インターネットの評判・口コミを参考にしてください。参考例としてはネットバンクが発行するローン商品は比較的、甘い傾向にあります。（こちらもご参考に→審査が緩くて即日融資できるカードローンは？
比較検討した上で銀行では厳しいと感じたら、消費者金融のキャッシングに申し込む選択もアリです。消費者金融であればハードルはグッと下がりますので、すぐに現金が必要であれば候補として入れておくと良いでしょう。
要約すると自分の返済能力を回復させた上で申し込み、一発で通る確率を高める方法です。多少時間がかかる事になりますが、確実に契約に近づく事が出来る方法です。カードローン取得の参考になれば幸いです。
Copyright c このカードローンがお薦め！「ブラックでもOK？」《ソリッドクロ》 All Rights Reserved.