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旧三和銀行のカードローン(利息10%)はもう時効でしょうか?

最近になって、旧三和銀行のカードローンを返していない事を思い出しました。残高がマイナスになると自動融資になるタイプの通帳で、当時の利息は10%位でした。おそらく残高がマイナスのままだと思います。今、三和銀行って無いですよね?もう時効ですか?放っておいても大丈夫なのでしょうか?何十年もたってから、すごい金額の請求が来たりしませんか?あと、この先カードローンやクレジットカードを作るのはあきらめないといけませんか?

借金の時効に必要な期間は5年、でも簡単にはいきません

三和銀行という名前が残っているのなら、2001年(平成13年)以前の話だと思います。カードローンの時効は5年なので、単純に考えれば時効が成立しているはずです。でも、考えてみて下さい。返済をしないまま5年経ったら返さなくていいのなら、そんな人が増えてしまい、銀行や金融会社は貸し損になります。

時効が5年というのは、貸した側が何も働きかけをしない期間が5年になって初めて成立します。貸す側はプロですから、返してもらうために手を尽くします。具体的には内容証明郵便での請求、支払の督促、口座の差し押さえ、訴訟等です。そのような働きかけをすると時効のカウントは中断されます。

ご質問からではあまり詳しいことがわかりませんが、「最近になって返していないことを思い出した」という位なので、5年以上全く働きかけがなかったと仮定します。あなたが引越しの度に住民票を移して普通の生活を送っているのに働きかけが無かったのだとしたら、時効に必要な期間は経過したと判断できるかと思います。

おそらくこの先請求が来る可能性は低いかと思います。ただ、確実に時効を成立させるためには、「時効援用」という手続きが必要です。この手続きをするのであれば、専門家の力を借りた方が確実です。

将来的にカードローンやクレジットカードが作れるか?という件ですが、個人信用情報機関という所に情報開示をすることは可能です。そこで問題がなければ、三和銀行の系列以外であれば作れる可能性はあります。

ただ、社内の情報はいつまで保管されるか不明なので、三和銀行の系列で借りることは不可能だと思った方がいいです。次に借りる時には、しっかり返済計画をたてて下さい。

【参考ページはこちら】
カードローンに関するおすすめQ&A

旧三和銀行カードローン利息10%はかなり低い

現在の東京三菱UFJ銀行の前身となっている銀行として名を馳せたのが旧三和銀行です。三和銀行と東海銀行が合併してUFJ銀行になったわけなのですが、三和銀行時代のキャッシュカードや通帳、カードローンなどもまだ使えるものが存在しており場合によっては東京三菱UFJ銀行で通帳やカードを再発行してもらわずとも継続使用できるということをまず覚えておいてください。

旧三和銀行のカードローンサービスは年利設定がかなり低めであり、借り入れ金額によっても設定が変わるものの10%前後という低金利を実現していました。旧三和銀行カードローン利息10%というのは他の消費者金融業者や銀行が個人向けに提供しているキャッシングサービスと比較してみれば如何に年利設定が低いかということを認識できるでしょう。

そのような理由からまだ使用できる旧三和銀行のカードローンを所持しているようなら、解約せずそのまま利用し続けることを推奨します。三和銀行でのカードローンサービス新規申し込みはもう行えないため、必然的にもう少し年利設定の高いカードを発行してもらわなければいけなくなってしまうからです。(こちらもご参考に⇒カードローンの金利に関するおすすめ記事

旧三和銀行カードローン利息10%という設定は、今よりカードローンが一般層に普及しておらずまだまだカードローンというサービスの認知度が低かったころの設定であるとも言えます。今は一定期間内であれば無利息が適応されるといったカードローンが多い存在していますが年利そのものが非常に低いといったカードローンは貴重であるということを頭に入れておいてください。

現在であっても利用できる旧三和銀行カードローンの現金引き落とし先は、三和銀行と通帳からだけでなく東京三菱UFJ銀行の通帳からも自動引き落としが可能となっている場合が多いため、振込先や引き落とし先の変更のために東京三菱UFJ銀行を利用するというのも悪くないでしょう。適切な方法で低金利ローンを活用してみてください。

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