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申し込んだカードローンが審査落ち。過去の自己破産のせい?

最近になって、8年ほど乗り続けていた自動車の修理の頻度が多くなってきて、走行距離も15万キロ程です。私個人としては、最近の自動車は長持ちするようですし、動くのであればあと2~3年は乗り続けたいと思っているのですが、新車に買い替える事も視野に入れて、自動車以外に急遽出費しなければならない時にも使えますし、新たにカードローンの申し込みをしておこうと考えました。

そして、のちのち自動車を買う事も考え、金利等をじっくり比較して、とある有名な消費者金融のカードローンに申し込みました。ところが、審査結果は不可…。がっかりしつつも、次に他のカードローンに申し込む前に、カードローンが審査落ちになってしまう理由をインターネットで調べてみると、信用情報がブラックの人は、大手の銀行や消費者金融のキャッシングの審査に通りづらい、とよく挙げられていました。

それには心当たりがあるのです。15年程前だったでしょうか…。私は、若い頃に複数のキャッシングを利用しすぎてしまい、借金を返せなくなり、自己破産をしてしまいました。自己破産は、信用情報では事故情報のひとつだという事は知っています。けれども、15年も経っているのにその過去の自己破産が原因で審査に落ちるという事はあるのでしょうか?

10年以上も前の事故情報が原因で審査に落ちる事はありません

個人信用情報機関で自己破産の事故情報は5年~10年しか保持されませんので、15年も昔の自己破産が原因で審査に落ちる、という事はあまり考えられません。つまり、それ以外の原因で審査に落ちてしまったのだと考えられます。

一般的な審査に落ちる理由としては、まず定期的な収入がないことが真っ先に挙げられます。「定期的な収入がある事」とイコールで考えてしまう人もいらっしゃるのですが、年収が高い事とは微妙に違います。

カードローンは基本的に毎月返済がある商品ですので、年収が高いけど年に数回しか収入がない人より、年収はそれほど高くないけど毎月決まった日に収入がある人の方が有利です。ですから、よく審査に有利な職業は自営業よりも、会社員や公務員、と言われていますよね。

また、申し込んだカードローンの審査基準が思っていたより厳しい内容だった場合もあります。最近のカードローンは、専業主婦や学生でも申し込めるものがあるくらいですので、厳しい審査条件のものばかり…という事はないと思います。しかし、契約したい内容が高額借入の場合だと、年収は最低でも200万円からで申請書類に収入証明書が必須ですよ、というような独自の基準がしっかり設けられている事があります。

更には、信用情報等の条件を満たしていても、既に別の消費者金融のキャッシングを利用している場合、貸金業法の総量規制の制限により審査に落ちてしまう可能性もあります。貸金業法の総量規制では、個人の年収の3分の1を超える金額を借りる事ができないので、既に3分の1の金額を借りている場合は、必ず審査に落ちてしまいます。その場合なら、総量規制の対象外である銀行系のカードローンに申し込むといいでしょう。

他にも、自己破産時に利用していたキャッシングと同じ金融に申し込みをすると、審査に落ちてしまう事があります。個人信用情報機関は長くとも10年で事故情報が抹消されますが、金融機関独自で過去に事故歴のある会員情報を保有している場合もあるからです。これは金融機関によりますが、決められた保有期限がないので、15年前の出来事とはいえ、このパターンに遭遇する可能性が全くないとは言い切れません。

カードローン審査落ち自己破産のケースについて

カードローン審査落ち自己破産のケースですが、審査の時に自らが自己破産をした事を黙っていても、ブラックリストに掲載されていることから審査に通る事は難しくなります。何故、自己破産をするとブラックリストに掲載されるのかです。

自己破産は、債務の免責を得るもので、簡単に言えば裁判所を通じて全ての借金をゼロにすると言う債務整理です。

借金がゼロになると同時に、官報に掲載されることになります。

官報は一般の人が目にする事は殆ど有りませんが、官報に掲載された情報は信用情報機関が管理をしている個人信用情報に掲載されています。

因みにブラックリストと呼ばれていますが、ブラックリストと言うリストが有るのではありません。

信用情報機関が管理をしている個人信用情報の中に、自己破産や延滞などの金融における事故の情報となるものが記録されている事を金融ブラックやブラックリストに掲載されていると言われているものになるのです。

即ち、個人信用情報に自己破産や延滞と言った記録があれば審査落ちする事になるということです。

カードローンの申込みを行うと、金融機関は信用情報機関が管理している申込者の個人信用情報を照会します。

この信用情報機関は3つあり、クレジットカード会社や信販会社、リース会社などの場合は株式会社シー・アイ・シーの信用情報機関に加盟をしており、銀行や信用金庫などは全国銀行個人信用情報センターに加盟をしています。

また、貸金業者などの場合は株式会社日本信用情報機関に加盟を行っています。

更に、この3つの信用情報機関と言うのは、延滞の情報などを交流させており、自己破産などの債務整理の情報は3つの信用情報機関が共有化を行っていますので、どの金融機関でカードローンの申込みを行っても、自己破産をしている事で審査に通る事は出来なくなるのです。

尚、事故の情報というのは一定期間の記録となり、延滞などの情報は5年程度、官報に掲載される情報は7年から10年と言われています。

【参考ページはこちら】
ブラックでも借りられるカードローンはあるの?

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