私は音楽演奏をするのが趣味で、地元の音楽サークルにも所属しており、年に何回かは地元のイベントで演奏をする事もあります。

先日、とある楽器販売店で、30万円位のヴァイオリンを売っていたのですが、何故か一目見た瞬間、そのヴァイオリンに惹かれてしまいました。実際に演奏もさせてもらったところ、音も気に入り、即時購入を検討しました。しかし、生憎手持ちが足りず…。

クレジットカード等を持っていればよかったのですが、私は現在はそういった類のものを利用していません。あくまでプロではないこともあって、10万円以上する楽器は購入した事がありませんし、普段楽器を購入する時は、現金で購入するようにしていたもので、こういったことは初めてで…。

私のそんな心境を伝えたところ、販売店の店長の配慮で、そのヴァイオリンが他の人に売られてしまわないよう、キープしてもらう事が出来ました。そして、なるべく早めに、せめて今月いっぱいまでには購入資金を用意して改めて購入のために来店すると約束しています。

そこで私は、カードローンに申し込んで資金を工面しようと考えました。私はキャッシングを全く利用した事がなかった訳ではなく、過去に一度、カードローンを利用していた事があったので、お金を用意する方法として、真っ先にカードローンが思い浮かんだからです。

かなり昔の事ですが、当時は「マイベスト」というカードローンを利用していました。利用していた時期は具体的には覚えていないのですが、少なくとも10年以上前の話です。当時、数十万円程度は借りていたと思います。特に返済において長期延滞になるような事もなく、きっちり全額返済しています。その後、利用する機会がなかったので解約して、今に至る…というような感じです。

キャッシングの返済を、きちんと期日通りに済ます事ができているという信用経歴は、審査で有利になると聞いた事があります。私の当時の利用情報も、今の私が審査を受ける際に「有利な信用情報」として効果はあるものなのでしょうか？

10年以上前の信用情報は個人信用情報機関には残っていない

個人信用情報機関では、申し込み情報や利用情報等を信用情報として記録しており、銀行や消費者金融のキャッシングの審査にはその信用情報を参考にしているという事はよく知られていますね。

基本的に、個人信用情報機関で記録する信用情報の保有期間は５年程度で、その期間を過ぎると情報は自動的に抹消されます。例え事故情報でもほぼ同様ですし、官報に記載されるような自己破産等の重大なブラック情報でも長くて10年です。ですので、まず10年以上も前のカードローンの利用履歴は残っていないと考えられます。つまり、審査に有利に働く…という事はないでしょう。

しかし、かなり昔のカードローン等の利用履歴は、個人信用情報機関には残らなくとも、当時利用していた銀行や消費者金融等には、ほぼ永久的に残っている事が多いのです。

ですから、過去に長期延滞等の事故情報を起こしたのであれば、同じ銀行や消費者金融を再度利用するのは避けるべき、と言われていますが、逆にきちんと返済している優良ユーザーだったのであれば、また同じ銀行や消費者金融に申し込めば、審査で過去の利用履歴が有利に働く可能性があります。

「マイベスト」は、日本信販が1989年に発行を開始し、主力商品になったカードローンです。日本信販は、合併等を経て、現在社名は三菱UFJニコスになっていますが、カードローンの扱いもありますので、是非申し込みをご一考してみてはいかがでしょうか？