なにやら大げさな題名ですが、この答えを解説する前にカードローンについて説明します。

現在、お金を借りることをキャッシングといいますが、キャッシング業界には3つの業界が活動をしています。1つめが題名にあるような銀行系、2つめが信販系、3つめが消費者金融系です。

このように3つありますが、歴史の古さでいいますと順番は逆になります。つまり消費者金融がキャッシングに関しては最も歴史があります。かつてはサラ金というありがたくない名称をつけられた時期もありましたが、元々は個人にお金を貸すのは消費者金融しかやっていませんでした。

次にこの業界に参入してきたのが信販系です。とはいいつつも参入してきた時期については銀行系とは微妙な関係があります。なぜなら、銀行系は直接は参入していなくとも子会社という位置づけで個人への融資を開始してもいたからです。しかし、社会的評価の関係もありおおっぴらには参入していませんでした。

それはともかく信販系はクレジットカードを活用しての参入です。クレジットカードはショッピングの際に利用するのものですが、そのついでという位置づけでお金も貸すようになった経緯があります。こうした経緯がありましたので融資額は30万円くらいと低いものでした。

さて、最後の銀行系ですが、銀行系は今でこそ銀行本体も個人融資を行っていますが、こうしたことをやるようになったのもつい最近のことです。
（⇒銀行系カードローンの借り換えについて教えて！）

俗な表現をしてしまうなら、「なりふり構わず」個人融資業界に参入してきました。理由は、至極簡単で、お金を貸す相手がいなくなったからです。かつて銀行はお金を貸すことで利益を出していましたが、企業がエクイティファイナンスといって直接証券市場から資金を調達するようになりました。それでせっかく集めたお金の運用先を求めて個人融資に参入してきたのです。

では、その銀行系カードローンからお金を借りたらどうなるかといいますと、その答えはほかの業界系のカードと同じです。もしくはより好条件でカードローンを借りられるかもしれません。銀行系とほかの業界との一番の違いは規制する法律が違うことです。銀行法と貸金業法です。こうした違いを意識しておくことはとても重要です。