ブラックでも通る銀行カードローンがあるかというと、無いとは言えません。内容によります。「申し込みブラック」「信用情報異動によるブラック」「過去の債務事故によるブラック」が主なものです。

このうち「申し込みブラック」は比較的通る可能性が高く、時間経過と共に解消されます。これは、短期間に複数のカードローンや他のローンに申し込んでしまった場合に、一時的にどこの審査も通らなくなってしまう状態です。「何件の申込状況から否決にするか」は各銀行によって違いますので一概には言えませんが、おおよそのところ3件と言われています。
（⇒ブラックでもokのカードローンを見つけたんですけど）

短期間に3件以上に申し込んでいると、契約をしていなかったとしても新たにローンを申し込んでも審査が通りにくくなってしまいます。「よほどお金に困っているのではないか」と予想できる、もしくは「計画性のない人ではないか」「これだけ申し込んで否決になっているなら、なにか問題があるのではないか」といったネガティブなことを審査側に想像させてしまいます。そのため審査を通過させない方向に流れるのです。

しかし銀行カードローンは、開設した口座で給与振込や公共料金の引き落としを行っていたり、さらに住宅ローンや教育ローンなどで以前から取引がある銀行に申し込んでいるケースが多いでしょう。

そういった場合には、長年の信用情報が銀行側に蓄積されています。それも判断材料になりますので、一時的に申し込みを何件か行ってしまったという事実や理由を担当者に伝えることが出来れば、門前払いということではなくなる可能性があります。

また良好な取引を続けてきた顧客であれば低金利を提供するために、自社の子会社である保証会社が使えるように尽力します。自社子会社の保証会社が使えるほどの属性であれば、審査をかなり柔軟に扱う部分もありますので、申し込んだ件数で落とされることを回避できる場合もあるのです。

また申し込みを行った事実が信用情報機関に掲載されるのは、おおよそ6ヶ月です。ネガティブ情報の原因となった最後の申し込みから6ヶ月経過すれば、申込情報は消えます。それ以降に銀行カードローンの審査を行えば良いのです。