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銀行カードローンの利息って、どこも同じ計算をするんですか?

銀行カードローンの利息について質問です。利息を決める計算方法は、どこの金融機関も同じと考えていいんでしょうか?元本に年利をかけて、前回返済日から今回返済日までの日数で日割り計算をする計算式はわかってるんですけど、それ以外の計算方法を採用しているものもあるんでしょうか?

元本に利用期間分の金利をかける、基本はどこも同じです

銀行のカードローンだけでなく、正規の業者を利用しているなら、言われたとおりの利息計算さえ覚えていれば問題ありませんよ。『元本残高×年利×返済間日数÷365(うるう年のときは366)=利息』で問題なしです。

これが闇金などの非正規業者になると、考え方は一変します。有名なのは「トイチ(10日で1割)」とか「トゴ(10日で5割)」なんていう暴利な設定ですね。さらに、「複利計算」というややこしい計算方法で元本残高が膨れ上がっていくしくみを利用していることもあります。

「複利計算」とは、利息を元本に組み入れて、次の利息計算のときに対象にしてしまう方法です。例えば、10万円を「トイチ」で借りたとします。借りた10日後に利息1万円が発生しますが、その1万円を元本に組み込んで、元本残高11万円にするんですね。そして、さらに10日後の計算で11万円の1割、1万1千円が利息として発生する。それも元本に組み込んで、元本残高は12万1千円。さらに10日後になると利息が12,100円で、それも元本に組み込むと、10万だった元本が13万3,100円に。

こんな計算は正規業者や銀行などのカードローンでは行なっていないので、参考程度に知っておけばいいでしょう。あ、余談ですが預貯金の利息はこの「複利計算」だってことは知ってましたか?「利息は預金残高に組み込まれて次の利息計算の元になる」ということも、今後の貯蓄の参考にしてくださいね。

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利息が積み重ならないために銀行のカードローンで注意したいこと

銀行のカードローンは使いみちが自由なために、お金に困ったときには、つい使ってしまう人も多いのではないでしょうか。CDやATMを使っていつでも借り入れもできるので、少しお金が足りないと思ったときに、つい使ってしまうのは理解できることです。しかし、使いみちが自由で便利だからといって、つい使ってしまってはいけません。本当に困ったときにだけ使わないと、返済に困るようになるでしょう。

返済に困るようになるのは、借りた金額が大きくなるほど、利息の額が増えていくからです。銀行のカードローンは、借入金額に対して金利が掛けられています。つまり、借入金額が少ないときには利息も少なくなりますが、逆に借入金額が多くなると利息も多くなるのです。ですから、つい便利だからといって借り入ればかりしていると、毎月の返済額が増えたり長期間返済しなければいけなくなります。

返済に困らないようにするためには、まずは利用する回数を減らしてください。使ってしまう前に本当に必要なお金なのか考え、借りる必要でないお金なら、借りるのは止めておきましょう。もし本当に必要だと感じたら、そのときは銀行のカードローンを使ってください。利用回数を減らすことが、返済に困らないようにするための第一歩です。
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次に気を付けておきたいのは、常に利息を意識することです。借りる前には金利を計算して、利息がどれぐらいの金額になるか確認をしてください。確認をしておくことによって、毎月用意すべき返済額もハッキリするでしょう。返済額をハッキリと意識できれば、銀行のカードローンを使うことによって、今の収入で返済に困らないか判断できるはずです。

銀行のカードローンでは、この2つのことに気を付けておくと返済に困ることは少なくなるでしょう。軽い気持ちで使うことによって生活が苦しくなることもありますから、ときには思いとどまって使わない、といった意識を強くもつことが大切です。

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