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カードローンの借り換えはだめなことなんですか?

カードローンの借り換えについてなんですが、「借り換えや一本化はしてはダメ」と書かれている記事や口コミを見かけることがあります。あまりカードローンには詳しくないのでそんなものなのか程度にしか感想を持ちませんでしたが、それにしても「借り換えローン」や「おまとめローン」は商品として銀行も大手のサラ金も取り扱っていますよね?消費者にとって不利になるようなものなら、そんなに多くの借り換え商品が出回ることもないと思うんですが、本当に借り換えはだめなことなんでしょうか?

借り換える条件と返済のしかた次第で良くも悪くもなります

「借り換え」や「一本化」については、大きく分けて2つの方法があります。その方法と返済の仕方次第で借り換えて良い結果になることも逆に損する(だめな)結果になることは確かです。世に出回っているから必ずしもいいものとは限らないんですよ。

借り換える1つ目の方法は、「カードローンからカードローンへの借り換え」です。金利の高いものから低いものへの借り換えと考えれば想像しやすいでしょう。この方法で借り換えをすることができた場合、金利が低い分返済総額を減らすことも可能になるのが良いところです。また、借り換えたのもカードローンなので、急な出費でも借り入れをすることができるのが便利な点でしょう。

ただし、「借り換え目的」のカードローンというのはそう多くはなく、するならば普通のカードローン審査を受けた上で「自由な利用目的として借り換えをする」ことになる場合が多くなります。そうなると、今の借り入れが「他社借入」として審査の対象になるため、借り入れ希望額まで限度額をもらえない可能性もあります。

更に、借り換えて完済したカードローンの方を使えなくするためにきちんと解約することができるかも重要な分かれ道になります。折角借り換えたのに、また借りちゃったなんてことになる危険性も人によってはありうる話です。

2つ目の方法は「カードローンから借り換え専用ローンへ」の方法です。借り換え専用ローンの多くは、借り換えたことを証明する書類の提出が条件になり、さらに完済目指して返済をするのみとなるのが大きな特徴です、カードローンのように自由に引き出すとことができなくなるので、借金をゼロにしたい方には向いている借り換えのしかたでしょう。
(⇒借り換えをする時の注意点を教えて!

ただし、こちらも金利が下がっていることが絶対条件で、さらに月々の返済額を今までよりも少なくしてしまい、却って返済総額が多くなってしまうことを理解しなければいけません。毎月の返済額が少なくなることは、「家計が楽になる」反面で「返す金額は多くなる」ことにもなりかねないことを意味しています。

2つの方法どちらで借り換えるにしても、「金利が下がる」「月々の返済が楽になる」という理由だけを重要視してはダメというのが「借り換えはだめ」の理由です。今までと同程度かそれ以上の返済を毎月行なうことで、初めて「借り換えはだめじゃない」と言えるのではないでしょうか。

【参考ページはこちら】
過去にブラックでもカードローン借り換えはできる?

「カードローンの借り換えはだめなこと?」と聞かれたら

カードローンは、急にお金が必要になった時に、カードを使ってATMからお金を引き出すことが出来ます。その利便性が評価され、多くの顧客を持つようになった金融商品です。

しかし、この利便性の高さがあだとなり、安易に借入れをする人もあり、返済が困難となる方もいます。かつて消費者金融会社などでは高金利を設定しており、延滞した際の督促は厳しいものがありました。そのため、返済のために借入れをする「多重債務者」が急増し、大きな社会問題となったことがあります。

今では、法制度が整い、かつてのような法外な金利設定や厳しい督促が禁じられていますので、カードローンに対するマイナスイメージは払しょくされ利用者が増えて来ています。それでも、複数のカードローンを利用すると、返済管理や利息支払いが大きな負担になるでしょう。(こちらもご参考に→利息だけを支払った場合の信用情報は大丈夫?

カードローンは、ご利用上限額と金利がセットになっています。例えば、ご利用極度額「10万円~500万円、金利年7%~14.5%」のカードローンの場合では、10万円を利用した際の金利は「年14.5%」、500万円を利用した場合の金利は「年7.0%」となります。

これは金融機関が利益を追求する会社であることを考えれば当然のことと言えるでしょう。このことを考えると、複数の金融機関から小口資金を借りている方が、おまとめローンなどで1本化することは大きなメリットがあるものです。

「カードローンの借り換えはだめなこと?」と質問される方がおられたら、メリットの大きなことでもありますよとお応えしたいと思います。カードローンを借り換えするときは、一度借換えシュミレーションをしてみると良いでしょう。

おまとめローンの提供をしている金融機関では、ホームページ上にシュミレーションサービスを設けているところも少なくありません。また、店頭やお電話でも相談に応じていますので、ご利用されてはいかがでしょうか。返済日が複数日に分かれていると返済管理も複雑になります。おまとめローンのご利用は、返済管理の簡略化と金利負担の軽減をまとめて行うメリットがあります。

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